investmentpartner’s社を起業した理由と私の投資事例の解説

最終更新日:2024年5月4日

 500名以上の医師が実践している、資産設計プログラム「自分4.0」、自立型投資環境に導く資産管理プログラム「My Life」を運営しています。

代表の川口一成です。

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「ほんとうに幸せな投資」 書籍の案内

 

 このサイトでは、年間1,500人を超える医師からの問合せと、累計500名以上の医師の資産設計のサンプルデータから発見した、「医師の理想的な人生とお金の管理をあり方」をお伝えしています。

  • 仕事には誇りを持ち満足しているが、激務、責任の割にはお金が貯まっていない
  • 税金の対策や資産の運用は、ほとんどしていなくて、年収の割には資産が少ない
  • 仕事は好きで長く続けたいけど、労働集約型の働き方で、体力の衰えもあり、いつまで続けられるか不安
  • 資産やお金や無形資産に働いてもらい、自分の生き方を労働集約型から資本集約型の生き方にシフトしたい
  • 自己実現、理想のキャリア、夢などを叶える財産基盤の作り方を学び、成長動機で生きたい

などの悩みを持つ方にとって、進む道を定める助けになるような発信をしていきます。

私が単純な多売的な投資取引ではなく、手間もコストもかかるパーパスベースのinvestmentpartner’s社を起業した理由

 これまで、このサイトでは、医師の悩み、課題や痛み、働き方などの問題点を書いてきましたが、ここで、私の会社の話、なぜ、クライアントが医師であることにこだわり、この会社を起業し、単純な多売的な投資取引ではなく、人生と資産の検討の「質」の向上という、手間やコストが、掛かることに固執しているのかについて整理してまとめてみました。

 また、私自身の投資の実例と、心理学アプローチの資産検討の考え方をお伝えしますので、コンサルティングを検討している方は、参考にしてください。

investment partner’sを立ち上げたきっかけ

 まず、私自身は、2006年に起業し、その前は、不動産開発会社の資産運用部門で約10年間従事していました。investmentpartner’s社は、2024年現在では18期となっております。

 もともと、不動産開発会社の資産運用部門では、会社で建てた物件を自分の住まいとして活用するのではなく、事業用の収益物件として活用される部門[10年間で総額数百億の資産を決済しています]のマネージャーをやりました。

 その中でも、私は、初めて契約してくれた人が医師の方で、その方とは、資産の検討を通じて、人生観、職業への姿勢、ビジョンも含めて、様々な対話を行い、私が人生観が変わるような深い感銘を受け、このような人と共に仕事がしたいと思い、それからは、医師特化で仕事をするようになっています。

 この時から、既に、私の中には、志ある人の使命やビジョンを応援したいという自分の使命感があったからこそ、今、メイン事業の【パーパス[目的・志]ベース】の資産検討支援サービスを立上げここまで継続してきたんだと思います。

 簡単に言うと、資産の検討において、保険や証券、不動産など商品ありきで検討するのではなく、そもそも、当たり前すぎて、それでも、出来ていない人が大半なんですが、人生ベース、目的、ビジョンベースで検討するという手法です。

 …資産を形成していく理由、…運用する目的、それらを考えて、さらには、自分は人生で何を成して、どうしていきたいのか?このような人生の目的や願望を明確にする。

 それら人生の目的と富が繋がらないと、豊かで幸せな人生が味わえません。

 これは、今までの経験上、たくさんの高年収の医師と対話をしてきましたが、収入の高さと幸せは比例しないことは絶対に言い切れます。

 収入や富が、自分の人生の目的や願望と繋がっていない…責任感で働き、周りから尊敬、信頼されて、外からは充実した日々を生きてるように見えて、実は本人の認識は幸福感は低い、疲弊している…そんな人が多いものです。

心理学[psychology]×金融[finance]×人生[MyLife]

 私は、持論として、日本の主観的幸福度が上がらないのは、日本人の投資や資産運用の検討方法の不味さだと思っています。

 単純な多売的投資取引が良しとされているリテールの大手金融関連会社は、企業都合の縦割りで、保険なら保険会社が、証券なら証券会社が、商品ありきでメリットを強調し説得するようなやり方や、未来の不安を煽り対策を迫るような投資検討では、日本人の幸福度は上がらないと思確信しています。

 私の使命とビジョンは、資産の検討の「質」の向上に貢献し、幸せな未来を描き叶える人が溢れる未来という事業目的を掲げており、今回は、私自身の投資の事例の一例を挙げて説明していきます。

 人が働き、生きる上で、現代の複雑な環境下で、年代、ライフステージ事の課題感、キャリア発達段階の過程の中、どのようにして人生と資産が繋がるよう資産検討を行うのか、その手法を実例を基に紹介します。

 基礎理論として、「キャリア発達理論」「ライフステージ論」「アイデンティティ発達理論」などの心理学と既存のファイナンシャルプランニング、それと18年間、資産の検討支援のコンサル会社であるinvestment partner’sの知見を組合した実例です。

 人生のサイクル、心理学、ファイナンシャルプランニング、コンサル会社の視点、不動産投資、金融仲介、福利運用、償却系資産、減価償却の活用、など、統合的に書いていきます。

幼年期、少年期、青年期、壮年期、中年期、高齢期

 まず、人生という視点で観ると、基本的には、人は加齢と共に、幼年期、少年期、青年期、壮年期、中年期、高齢期と人生を歩みます。

 幼少期、少年期は親の影響が大きいので省くとして、、、青年期、壮年期は、身体は元気だが、金が無い、仕事をすれば自分の時間もあまりない…という状態です。

 30代前後は、、、キャリア探索期、形成期で、その時は、原資が小さく年利5%で運用しても100万円しかなかったら5万円程度の利益はありません。

 高齢のお金持ちがやるような投資では、効率はよくありません。

 私が行った投資事例で説明すると、まず、若さがあり、健康があって、それなりのキャリアと資格もあったので、若さという労働資本を担保に、約1億超借入と同時に不動産投資を行いました。

 これにより、純資産0ながら、総資産は1億円となり、1億円そのまま不動産で運用したので、約500万円の家賃という運用益を得て、金利負担で200万円を差し引いて、純利益300万円を得たことになります。

 翌年は、これにより純資産300万円となり、総資産は、減価償却による簿価や再販価格など考慮しても約1億円と考えても大差はないでしょう。

 さらに、翌年、純資産600万円、さらに翌年、純資産900万円…さらに翌年…これらを、時間を味方に繰り返していきます。

 但し、注意が必要なのが、これらの純資産は、全て含み益で、普通の不動産投資は、借入の返済法は、元利均等払いになり、毎月、元金も返済するので、純利益300万円は、元金返済に回されているということになります。

 つまり、この不動産投資というゲームは、10年後20年後、残債と再販価格の差額が利益となるゲームです。

 これまでの含み益は返済に回されているので、売却時に精算され現金化します。

 私の場合だと、約15前の購入金額1億円に対して、売却価格約1億円だったので、これまでの含み益約5000万円が利益となり、納税もちゃんと行い原資を確保しました。

 また、不動産投資とは別に、世界経済に連動するファンドを、毎月積立て投資を行いました。

 キャリア探索期、形成期から始めていたので、約15年で、180%ほど成果が出ていたので、こちらでも約5000万円ほどの原資を確保することができました。

 他にも、節税を活用した法人保険、短期の減価償却を利用したコンテナ運用なども、キャリア形成期ごろから始めていましたがここでは省略しておきます。

キャリア探索期から形成期に最も有益なこととは?

 キャリア探索期から形成期において、最も、有益なのが言葉通りキャリアに必要な技術、知識をしっかりと身につけて、経験となり実績となる現場をこなすことが大切です。

 原資が小さい時、資産について、あれやこれやと考えるより、次の最低限の取組で十分です。

 1.必要最低限の節税の知識と、2.若さという労働資本を与信として活用する知識、3.収入−支出からの余剰資金を投資に回しておく仕組み、4.私のような専門家と薄く長く付き合うこと、あとは、5.大まかな世の中、インフレ、デフレ、円安、円高ぐらいの大きな流れを読んでいるだけで十分です。

 ただ、全く放置はよくありません。

 私が挙げた一例でも紹介しましたが、最初の原資がなくとも、1億程度の資金は平均的な運用でも手にすることができるということは頭に入れておいてください。

 キャリア探索期、形成期のゴールは、1.最初の原資、軍資金を作ること、2.キャリアを積み実績を作ること、3.次のキャリア確立期、維持期、中年期、老齢期に備えることです。

心理学の発達理論で壮年期~老年期の入口で考えること

 私の投資の事例だと、はじめて資産検討を始めて、約15年…人生の視点では…壮年期、中年期を向かえ、キャリアの視点では…キャリア確立期、維持期を迎えるころでです。

 資産の視点では…約1億円の原資を確保し、経験の視点では…不動産投資の経験15年、世界経済分散投資経験15年、他、特殊な投資経験…となります。

 この時期の変化としては、身体、ライフスタイル、キャリア、資産、経験の視点で、それぞれさらに深堀すると、

  1. 身体は加齢により衰えてきます。
  2. 若い世代が経験を積み労働資本では若者に敵わなくなります。
  3. 家族が出来たら、家族への時間が必要になり、家族も心もそれを求めてきて、それが叶わないと大きなストレスを味わうでしょう。
  4. また、家族と愛情深く付き合う為にも、自分を労り、自分も愛し、心身共に健康でないとストレスを家庭に持ち込んだりすると、家庭も上手く行かないことにもなりかねません。
  5. 心理学者のユングも提唱していますが、人生の正午といって、死や身体の衰えなど感じ、これまで発展、成長の回転が、死に向かって人生をおろしていく回転へと変化していきます。この変化に人はストレスを感じたり、中には鬱になる人もいるぐらい、この年代特有の課題と向き合うようになります。

 しかし、悪い変化だけではなく、良い変化もあるでしょう。

  1. キャリアが確立する。
  2. 収入は高くなる。
  3. ある程度自立したり任されることも増える。
  4. 経験やスキルも増えて、周りを活用したり配慮できるようになる。
  5. まだまだ、身体は元気。

 体力を落ちたが、まだまだ元気!、経験や知恵、技術は上がっているので、上手く周りを活用できるようになっていたりします。

 若い時は、知識や技術を習得する為、他のことを考える時間がなかったが、徐々に余裕が出てきているといえます。

 また、若い時にはなかった資産も…労働資本の与信で引っ張った外部資金[不動産投資]の運用益がそれなりの規模になり、そして、キャリア形成期に無理なく始めた積立投資は、世界経済の成長やインフレによって資産価値の上昇していました。

 さらに、福利運用により、利息が新たな利息を生むという仕組みで、キャリア形成期において、自分のキャリアを磨いてきた時間も運用を継続していたので、時間が味方して、ある程度まとまった資金になっています。

 仕事は、一通り覚え、部下もできた…任されることも増えてきて、自分なりに工夫して改善することで、守破離でいえば、次のステージに行きつつある。

 様々な変化があり、あきらかに、キャリア探索期、形成、と、15年経過した、確立期、維持期では、ステージも状況も変わっているでしょう。

 心理学の視点では、【ユングのライフサイクル論】【エリクソンの心理社会的発達論】、他にも、孔子の論語には、「50歳になって自分の天命を理解…」でも語られている通り、この年代特有の発達課題があります。

 【マズローの欲求5段階理論】の視点では、

 そもそも、欲の始まりは、命を継続する為の本能的な欲求からは始まります。

 この本能的な欲求が満たされてくると、経済的な安定性…良い健康状態の維持…良い暮らしの水準…などの安全欲求が芽生えてきます。

 さらに、生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、次に、自分が社会に必要とされていたい、果たせる社会的役割があるという感覚など、社会、愛、所属の欲求が芽生えてきます。

 さらにさらに、それが進むと、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める承認欲求が生まれます。

 これらの生理欲求、安全欲求、愛所属の欲求、承認欲求の4つの欲求が満たされてくると、自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという自己実現欲求が現れてきます。

 マズローの欲求5段階欲求の発達と、年代ごとのライフサイクル・アイデンティティの発達課題の壮年期と、キャリア発達理論のキャリア確立期が重なるように一致してきます。

 男性なら厄年あたり、女性なら子育てが落ち着いてきた時期がそうだと言えます。

 私たちが、資産を検討し、資産の形成や運用、管理などを実行するには、このような人間の発達、変化、など、この不変の人生の流れを理解して、資産の計画しなくてはいけません。

 キャリアを確立し、社会、愛、所属の欲求を満たしてきた後、自己実現欲求とどう向き合うのか?

 家族ができて、キャリアの確立と維持と、家族との時間、思い出作り、など、愛、所属の欲求をどう両立させるのか?

 キャリア探索期より、積み上げてきた純資産を、残りの人生、どのように活用してくことが、人生の幸福や成功ととなるのか?

 このような「問」に答を出し、それと同時に、身体の衰え、収入が上がったことによる高い税負担、家族、仕事、自分の時間の使い方など、死と税は逃げれないと言いますが、このような前提事項に対して、どう対応するのか?ということが求められます。

 では、私の投資検討の事例の一例に戻りながら、話を進めていきたいと思います。

2へ続く

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