日々の仕事に忙殺されて、資産運用を考える余裕がない医師の現実

最終更新日:2022年3月31日

 500名以上の医師が実践している、資産設計プログラム「自分4.0」、自立型投資環境に導く資産管理プログラム「My Life」を運営しています。

代表の川口一成です。

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 このコラムでは、弊社に、「資産と人生の悩み」、「節税」や「法人化の悩み」など、問い合わせの相談をいただいた医師の方に向けて、私が、直接、相談を受けることができないのでお気持ちを想像しながら書いています。

 現在、このような「人生と資産の悩み」の相談が、弊社に、年間 約1000件には、なるだろうか。

 私がこの仕事を始めた頃、20数年前と比べて、投資や資産運用に関心を持つ人はずいぶんと増えたように思う。

 がむしゃらに働いていれば、所得が伸びて、生活が豊かになっていた時代から、現代では、昨今の新型ウィルス、高齢化、低成長時代に入り、体資本の労働集約型の「給与」「事業収入」は伸びにくくなっている。

 それを知ってか、資産運用に活路を求める人が増えるのは当然といえる。

 しかし、まだ、資産運用を成功させる秘訣を知っている人は、少ないように思う。

 私は、この秘訣を問われれば何度でも同じことを答えるでしょう。

 そんな投資の本質を、私が書いた本を引用しながら、みなさんに紹介します。

 

日々の仕事に忙殺されて、資産運用を考える余裕がない医師の現実

 どんな専門分野であれ、医師や歯科医師たちはみな誰もが、確固とした働く目的を持っていた。

 この治療したい、この病気を治したい、医療通じて社会に貢献したい…。

 医師として働き、医師として生きる意味と意義に、私は真正面から触れることができた。

 それまでの私は仕事は生活のため、収入を得るために働くのだとしか考えていなかった。だが医師は違った。

 自分の生活や収入の前に、医師と言う職業を選んだ動機と目標、夢が必ず存在している。そして彼らはみな「自己肯定感」が高く、自分の仕事に誇りを持ち、社会に対して自分が絶対的に必要とされていると言う自信がある。

 自分のためだけでなく、他人のため、社会のため、未来のために働いている人がいることを知り、私は目が覚めるような思いがした。

 仕事とは、人生とは、こうあるべきなのだ、と。

 一般に、医師という職業は、世間にはどう映っているだろうか。

 尊敬され、社会から必要とされ、高度な知識と経験が必要な専門職…。

 あるいはお金持ちになって、悠々自適と毎日を過ごしている…。そんなイメージではないだろうか。

 医師たちは、たいてい過酷なスケジュールの中で働いている。だから一緒に電話をかけるときには外来診療の午前中を避け、午後や夜など対応可能なスケジュールを考えながらアプローチをする。

 話を聞いてくれる人もいれば聞いてくれない人もいるが、勤務医であれ開業医であれ、電話の向こう側で彼らが仕事に忙殺され、時間に追い回されている事はすぐ理解できた。

 医師は、職場で医療行為をしているだけでは無い。日々変化する医療や専門領域の勉強続けて行かなければならず、医師としての切磋琢磨は一生続く。医師と言う職業のすごろくの「あがり」は先の先、遥か彼方だ。

 開業医ともなると、経営者としての業務に相当の時間を取られる。他にも、スタッフの採用や教育、将来の事業承継、アクシデントがあればその都度対応が迫られる。

 そして、生命に関わる仕事ゆえに、ストレスも半端ではない。

 朝から晩遅くまで働き続ける。そんな忙しい毎日のなかで、しだいに医師たちは「自分自身の未来」をじっくり考える余裕をなくしていく。いま、自分が幸せなのかどうか確認すらしていないようにも感じられた。

 普通は、40代、50代と年齢を重ねていくうちに、さらにその先をどう生きるか、やり残したことはないかなどと、自分の人生を振り返る時間を持ったほうがいいのだ。だが、医師はとにもかくにも、仕事に忙殺されすぎていて、人生を振り返る時間がない。医師の中には家族と暮らす時間を犠牲にしてることを悔いている人も少なくなかった。

 そんな人は、こんなふうに本音を吐露していた。

「妻に優しい言葉もかけてやれない」

「子供の成長に関わってやられない」

「家族と過ごす時間がほとんどない」

 仕事に対する自己肯定感とは真逆の後悔を口にした。目先の忙しさから逃れたいから、「老後はもう何もしたくないなぁ」「ともかくゆっくり旅行に行きたいよ」とつぶやく人もいた。

 それらの嘆きやあきらめを聞くにつれ、私は何ができるだろうと考えた。

 確かに、一般的な会社員と比べれば、医師が手にする報酬は多いかもしれない。

 だが、開業医のなかには、スタッフに支払う報酬や経営費用、税金のために、「あれだけ収入があっても、これだけしか残らない」と悩んでる人は少なくない。

 この先どうやって飯を運営していくのか、自分自身が将来どのように引退するか、授業どう紹介するか…。現在の課題や未来への不安を抱えているのにゆっくり考える暇がない医師が大半だったのただ。

 オフタイムがあっても、仕事のための研究で手いっぱいで、それ以外の勉強する余裕はなく、資産運用の知識を学ぶ時間も少ないようだった。そのせいで、資産運用は全て後回しにしているか、あまり考えなくてもできる簡単な預貯金だけに頼るか、誰かに勧められるままに生命保険に加入してるような人が多かった。

 職業的な知識が高い一方で、その運用に関するリテラシー(知識と利用能力)がそれほど高くない、私はそれが気になった。そんな彼らのために私には何ができるか、真剣に考えるようになっていった。

 

 仕事に真剣に取り組む医師ほど成果を上げていることを実感

 

 仕事で一緒に会うようになった当初、私は、医師たちにコンプレックスを抱いていたと思う。なぜなら、彼らは皆高学歴の高度専門職であるのに対し、資産運用の専門職種とはいえ、学歴のない私は引け目を感じていたからである。

続く…

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